アートメイクは痛い?部位別の違い・麻酔の種類・施術後の痛み

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本記事は、医療アートメイクの臨床経験を持つ石橋 夏希が、専門的知見に基づき監修しています。

アートメイクは麻酔で痛みをコントロールしながら施術しますが、完全には無痛になりません。
刺すような鋭い痛みはやわらいでも、針が皮膚に当たる感覚は残ってしまいます。
また、施術当日のコンディションも痛みの感じ方に影響することがあります。

目次

アートメイクの痛みの感覚

針の動きによって点で刺される刺激か、面で引っ掻かれる刺激かに分かれます。

表現されやすい感覚
  • チクチク
  • ジリジリ
  • カリカリ
  • 骨に響く など

感覚には個人差があるため、一定のリズムで眠気を感じる人もいれば、地味な不快感が続くのが気になってしまう人もいます。

アートメイクの針について

痛みを感じやすい部位

アートメイクの痛みは、部位ごとで感じやすさが異なります。

痛みの強さの目安

リップ > アイライン > 頭皮・生え際 > 眉毛

皮膚の薄さや、神経・粘膜に近いかどうかが痛みに影響しやすいです。

リップアートメイク

唇は粘膜に近く、神経や毛細血管が集中しているため、あらゆる刺激に対して敏感な部位です。

角質層も通常の肌に比べて非常に薄く、針の刺激をダイレクトに感じやすくなります。

また皮脂腺や汗腺がなく乾燥しやすいことから、施術前の状態が麻酔の効きに大きく影響します。

リップアートメイクについて

アイラインアートメイク

まぶたは目を守るために神経や感覚センサーが密集しており、異物に対する反応が非常に敏感です。

視界に針が迫る緊張感から神経が過敏になってしまい、些細な刺激でも痛みを強く感じてしまう傾向にあります。

まぶたは皮膚がもっとも薄い部位であるため、針の刺激もダイレクトに伝わりやすいです。

アイラインアートメイクについて

頭皮・生え際アートメイク

頭皮は部位によって皮膚の厚みが異なるため、痛みの感じやすさに差があります。

生え際や頭頂部は皮膚が薄く、すぐ下に頭蓋骨があるため、針の振動が骨に響くような不快感が強いのが特徴です。

一方で皮膚に厚みがある後頭部は、比較的痛みを感じにくい傾向にあります。

ただし、頭皮アートメイク(SMP)は施術範囲が広く時間がかかることから、途中で麻酔が切れかかったタイミングで痛みを感じることがあります。

頭皮(生え際/ヘアライン)アートメイクについて

眉毛アートメイク

眉の皮膚は他の部位に比べてつまめる程度の厚みがあるため、アートメイクの中でもっとも痛みを感じにくい部位とされています。

完全に無痛というわけではありませんが、痛みがあっても毛抜きで抜かれる程度の感覚です。

眉毛アートメイクについて

痛みを抑える麻酔の種類

  • 表面麻酔(クリームやジェル)
  • ブロック麻酔(注射)
  • 点眼麻酔(アイラインのみ)
  • 笑気麻酔(鎮静作用のみ)

基本は表面麻酔ですが、リップなどの痛みが強い部位はブロック麻酔を併用するケースもあります。

麻酔の種類はクリニックごとで取り扱いが異なり、オプション料金がかかる場合もあるため事前の確認が必要です。

痛い時は我慢せず伝える

麻酔は施術前だけでなく、施術中でも追加(二次麻酔)が可能です。

痛みを我慢しようと力が入ってしまうと出血や浸出液が増え、色素が一緒に押し出されて定着が悪くなってしまいます。

また反射的に動いてしまうと手元が狂ってデザインが崩れるリスクもあるため、遠慮なく施術者に合図を出すようにしてください。

アートメイクの色について

痛みを感じやすくする原因

  • 寝不足
  • 飲酒やカフェイン摂取
  • 空腹
  • 緊張や不安、恐怖心
  • 生理前後

当日のコンディションによっては感覚が敏感になったり、麻酔の効きが悪くなって痛みを感じやすくなることがあります。

痛みを最小限に抑えるためにも前日は十分な休息をとり、どうしても体調が優れない場合には別日に変更することも検討しましょう。

施術方法でも痛みは異なる

アートメイクは手彫りとマシン彫りの2つの方法があり、手彫りの方が痛みを感じやすいとされています。

マシンは一定の速度と深さで針が皮膚に入りますが、手彫りは施術者の力加減に左右されやすく、深く入った瞬間に強い痛みを感じる場合があるためです。

アートメイクアーティスト(施術者)について

施術後の痛みについて

施術直後は麻酔が残っていますが、効果が切れてくると徐々に痛みが出てきます。

針によって皮膚が傷ついたことによる正常な反応(ダウンタイム)で、日焼けやすり傷のようなヒリヒリやジンジンとした痛みが特徴です。

痛みは当日がピークで、通常は2〜3日かけて自然に落ち着いていきます。

アートメイクのダウンタイムについて

痛みをやわらげるセルフケア

患部を冷やす

保冷剤や氷袋を清潔なタオルで包んで患部を冷やすのが効果的です。

ただし冷やしすぎは凍傷のリスクがあるので、感覚が鈍くなってきたら中断する必要があります。

ワセリンによる保湿

乾燥すると皮膚がつっぱって痛みを感じやすくなるため、処方されたワセリンをこまめに塗って保湿しましょう。

痛み止め

痛みが辛い場合、我慢せずに市販の痛み止めを服用するのもひとつです。

ただし、アスピリンが含まれていると出血が止まりにくくなるため、ロキソニンやイブなどを選ぶようにしてください。

異常な痛みには注意

痛みは体からのサインであり、施術から3日以上が経っても引かないようであれば、施術部位にトラブルが起きている可能性が高いです。

  • 痛みが日に日に増す
  • 膿(うみ)が出ている
  • 脈打つような痛み
  • ピリピリとした違和感 など

施術部位に応じて適切な処置を行うためにも自己判断せず、施術を受けたクリニックに相談するようにしてください。

アートメイクの痛みについてのまとめ

アートメイクは針で皮膚を傷つける以上、完全に無痛になることはありませんが、麻酔を使えば十分にコントロールが可能です。

いたずらに不安を感じて緊張すると、感覚が過敏になってかえって痛みを感じやすくなってしまいます。

当日はできるだけ肩の力を抜いて、リラックスした状態で施術を受けるようにしましょう。

よくある質問

タトゥーとどちらが痛いですか?

一般的には、皮膚のより深い位置に針を刺すタトゥーの方が痛いとされています。

またアートメイクは医療行為のため麻酔の使用ができることから、無痛に近づけることができます。

アートメイクとタトゥー・刺青(入れ墨)の違いについて

麻酔なしで施術することはありますか?

麻酔なしで施術することはありません。

そのため麻酔にアレルギーがある場合は施術が受けられず、妊娠中、授乳中は一時的に施術不可となります。

妊娠中・授乳中のアートメイクのリスクについて

施術者で痛みは変わりますか?

施術者の技術力によって痛みの感じ方は変わります。

経験が豊富な施術者ほど一定の深さで針を入れるため、痛みや肌へのダメージが最小限で済みます。

石橋 夏希
医療アートメイクアーティスト / 看護師
Besecure専属の監修者です。

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