妊娠中・授乳中のアートメイクのリスク|胎児や赤ちゃんへの影響

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本記事は、医療アートメイクの臨床経験を持つ石橋 夏希が、専門的知見に基づき監修しています。

妊娠中のアートメイクはできませんが、授乳中は条件付きで可能な場合があります。
妊活に入る前に済ませておくか、産後に体調が安定してから受けるようにしましょう。

目次

妊娠中にアートメイクを受けられない理由

妊娠中は免疫機能が低下し、肌トラブルや感染症が起きやすい状態です。

また使用する麻酔が胎児へ影響する可能性や、万が一のトラブル時に治療薬が使えないリスクもあるため、ほとんどのクリニックで禁忌(施術不可)とされています。

麻酔や薬剤の使用制限

施術中の痛みをやわらげる麻酔だけでなく、アートメイク後に感染症やアレルギーなどのトラブルが起きた場合に治療薬の使用も制限されます。

効き目よりも胎児への影響(安全性)が優先されるため、通常ならすぐに治る症状でも重症化したり、長引いてしまうリスクがあります。

アートメイクの痛みについて

身体への負担

アートメイクは1〜2時間にわたって仰向けの姿勢を続けるため、特にお腹が大きくなる20週以降は身体に負担がかかりやすいです。

大きな血管が圧迫されてしまうと、血圧低下やめまい、吐き気など(仰臥位低血圧症候群)が起きる可能性があります。

またホルモンバランスの変化で痛みに敏感になっているため、施術中のストレスが子宮収縮(お腹の張り)を誘発して切迫流産や早産につながるおそれがあります。

仕上がりの失敗リスク

妊娠中はプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で皮脂分泌が増え、色素のにじみや定着不良が起きやすくなります。

またターンオーバーやメラニン生成も活発になるため色が抜けやすく、色ムラ・変色といった失敗リスクも高いです。

肌環境が安定していない妊娠中は、そもそもアートメイクに適していない時期と言えます。

アートメイクの失敗・後悔について

授乳中は条件付きでアートメイク可能な場合も

授乳中のアートメイクは妊娠中と異なり、一時的に断乳することで赤ちゃんへの影響は防げることから施術を受けられるクリニックも少なくありません。

ただし、授乳間隔が開くことで胸が張って痛みが出たり、母乳が漏れてしまったりするため搾乳破棄が必要となります。

一時的な授乳制限

施術中に使用する麻酔の成分は母乳に移行する可能性があるため、施術後24〜48時間の断乳を条件としています。

この間は母乳を搾乳して破棄し、代わりに人工ミルクや冷凍保存した母乳を与える必要があります。

また赤ちゃんがミルクや哺乳瓶を受け入れないリスクがあるため、事前の準備と慣れるための練習が不可欠です。

アートメイクが受けられるようになる目安

産後3〜6ヶ月以降が一般的な目安とされています。

妊娠前の状態に少しずつ戻っていき、この期間に生理も再開されて、心身の状態も安定しはじめます。

産後の回復スピードには個人差があり、クリニックによって受け入れ基準も異なります。

まずは健診で問題ないことを確認し、体調管理を優先することが大切です。

妊娠中・授乳中のアートメイクについてのまとめ

アートメイクは普段のメイクの手間が省け、育児に追われる中でも整った印象をキープして過ごせます。

妊娠中や授乳中は施術制限こそありますが、母子の安全を最優先し、ライフプランに合ったベストなタイミングで検討しましょう。

よくある質問

アートメイクを受けた直後に妊娠が発覚しました。赤ちゃんへの影響はありますか?

麻酔の使用はごく微量であり、色素も皮膚の浅い部分にとどまるため、胎児への影響は極めて低いと考えられています。

焦らず産婦人科の担当医に報告し、経過に応じて今後の指示を仰ぎましょう。

1回目の施術後に妊娠しました。2回目まで期間が空いても大丈夫ですか?

1回目は色素が定着しにくいことから期間が空くとかなり薄くなるものの、残った状態に合わせて調整可能です。

2回目の施術については、産後3〜6ヶ月以降に体調が安定してから再開しましょう。

石橋 夏希
医療アートメイクアーティスト / 看護師
Besecure専属の監修者です。

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