アートメイクに向いていない人|性格・体質・技術的な限界

本記事は、医療アートメイクの臨床経験を持つ石橋 夏希が、専門的知見に基づき監修しています。
アートメイクはメイクのように自由度が高いわけではなく、あくまで医療の範囲内で、技術的にできることは限られています。
施術に対するイメージや期待値が大きいと、実際の仕上がりとのギャップを感じやすいため向いていない可能性が高いです。
アートメイクに向いていない人の特徴
骨格や表情筋に合わせてデザインを定着させるため、完璧なシンメトリーにこだわったり、トレンドや気分に合わせて何度も色・形を変えたい人には向きません。
アートメイクは人の手で動きのある顔に施術する以上、機械のような精密な仕上がりを求めるのは難しいです。
完璧主義
もともと顔の骨格や筋肉のつき方には左右差があるため、左右対称なデザインを無理に当てはめると不自然になります。
真顔では整って見えても、表情によって筋肉が動いたタイミングにデザインが歪み、明らかな違和感につながってしまいます。
失敗に対して不安が強すぎる人
不安が残ったまま施術を受けてしまうと、色素が定着するまでの一時的な濃さや経年による見た目の変化を受け入れにくくなります。
イメージとの違いが精神的な負担になるだけでなく、施術者への不信感にもつながり、負のスパイラルに陥ってしまいます。
妥協できない人
元のパーツを補正・補色する技術であり、できることに限界があるため、妥協できない人はアートメイクに向いていません。
- 眉を極端に下げたい
- リップを大きくしたい
- 派手な色にしたい
- アイラインを粘膜に入れたい など
施術リスクや不自然な仕上がりを避けるため、希望するデザインによっては思い通りにいかないこともあります。
1回で仕上げたい人
コストや手間を惜しむ場合、仕上げに時間がかかるアートメイクはミスマッチとなりがちです。
通常2回の施術で微調整していくため、無理に1回で終わらせようとすると、ベタっと塗りつぶしたような仕上がりになってしまいます。
飽き性な人
その日の気分やトレンドに合わせて変化を楽しみたい場合、デザインが固定されるアートメイクは不向きです。
メイクでの上書きは可能ですが、定着したベースの形そのものは変えられないため、かえってメイクの幅を狭めてしまうことがあります。
メイクをしなくていいと思っている人
アートメイクはすっぴんでも浮かない70〜80%程度で仕上げ、物足りない部分はメイクで書き足すのが基本です。
フルメイクの濃さで入れてしまうとケバケバしく見えたり、年齢を重ねた際もアートメイクが悪目立ちしてしまいます。
美容医療を頻繁に受ける人
施術部位によっては、アートメイクが足かせになってしまうことがあります。
肌治療(レーザーや脱毛)は変色リスクから色素を避けて照射する必要があり、ボトックスや整形で顔の形が変わるとデザインのズレにつながってしまいます。
担当者にこだわりがない人
1人ひとりの骨格、筋肉の動き、肌質を見極めて針を入れる手作業のため、誰でもいいとお任せにする人は向いていません。
技術力やセンスは担当者によって差があることから、自分の顔を預ける相手にはこだわらないと失敗するリスクが高まります。
健康状態や体質的に向かない人
- 持病(糖尿病など)
- 感染症(肝炎、HIVなど)
- 常用している薬(血液をサラサラにする薬など)
- アレルギー(金属や麻酔)
- 肌が弱い(アトピーなど)
- ケロイド体質
- 妊娠中や授乳中
- 未成年(骨格が変わる可能性があるため)
アートメイクが医療行為である以上、針の刺激や色素の影響を踏まえて、健康状態や体質から医師の判断で施術できないことがあります。
アートメイクに向いていない人のまとめ
アートメイクは顔のパーツにデザインを定着させるため、普段のメイクとは大きく異なる部分もあります。
手作業による技術的な限界や制限もあることから、イメージとのギャップを感じるようであれば受けない選択もひとつです。
