アートメイクの経過|3年後・10年後・1週間で消えた

本記事は、医療アートメイクの臨床経験を持つ石橋 夏希が、専門的知見に基づき監修しています。
アートメイクは皮膚の浅い層に色素を入れるため、皮膚の働きによって薄くなっていきます。
このページでは、施術直後から1年後、3年後、10年後までの経過による変化を詳しく解説します。
アートメイクの経過について
アートメイクは時間経過とともに完全に消えるのではなく、見え方が変化していくものです。
施術直後から1週間、1年後、3年後、10年後と、次第にデザインの全体的な印象がぼやけていくようになります。
また1週間でほとんど消えてしまったという、まれなケースも存在します。
施術直後から1週間経過したアートメイク
施術直後から1週間は、以下のような経過をたどるのが一般的です。
濃い→重たい色味→薄くなる→馴染む
色素定着が不安定な時期となり、見え方に揺れがありますが、時間の経過とともに自然な濃さへと落ち着いてきます。
1年経過のアートメイク
施術から1年が経つと、デザインが肌に馴染んで安定している方もいれば、経年変化のサインがみられる方もいます。
- にじみ
- ぼやけ
- 左右差
- 部分的に薄くなるなど
こうした経年変化は誰にでも起こり得るもので、ライフスタイルや肌質などの影響による個人差があります。
大きな変化こそないものの、デザインが少しずつ崩れはじめる時期です。
3年経過のアートメイク
3年が経過すると、持ちが良い方でも見た目の寿命を迎えます。
- 全体の色が淡くなる
- 部分的な色残りがムラになる
- ラインや輪郭のにじみが広がる
- 左右差が目立つなど
アートメイクの残り方は人それぞれで、自然にぼんやりと薄れる場合もあれば、不均一に残ってしまう場合もあります。
いずれにしても完全に消えることはなく、色素の残り方に差がでやすい時期です。
10年経過のアートメイク
10年が経過するとアートメイクの色素はほとんど抜け、施術当初のデザインは判別できないほど薄くなります。
ただし完全に消えることはまれで、施術部位に薄っすらとアートメイクの痕跡が残ることがあります。
- 色素がほぼ消失し、わずかな色残りが影のように見える
- 部分的に残った色素がグレーや赤などに変色する
- 輪郭がぼやけたり、形が不自然に歪んで見える
- 加齢による皮膚や骨格の変化で、当初のデザイン位置がずれて見える
色素の退色・変色に加えて加齢による見た目の変化も重なるため、経年変化がより一層はっきりみられます。
施術後1週間で消えたケース
アートメイクの初回施術から1週間ほどで色が消えたと感じることがありますが、実際には完全に消えるわけではありません。
初回の色素の定着率は30〜50%程度と低く、1回の施術で色素が残ることは少ないのが一般的です。
そのため思ったより薄く、施術直後に比べるとほとんど残っていないと感じやすい方もいます。
1週間で消えやすい理由
1週間で消えやすい理由としてあげられるのが、以下のようなことです。
- 脂性肌や代謝が活発だと定着しにくい
- 色素を入れる層が浅い
- 濡らす、こするといった外部刺激の影響
- 紫外線によって色素が分解される
- インクとの相性が悪い
- アフターケア不足
意識的に防げることもありますが、肌質や代謝などの体質は個人差があるためコントロールが難しいです。
1週間で消えたように感じるのはよくある経過のひとつなので、必要以上に心配する必要はありません。
アートメイクの経過についてのまとめ
時間が経つに連れて色や形などは変わることから、デザインを維持するためには定期的なリタッチが欠かせません。
一度入れたら終わりというわけではないので、長期的な視点を持って施術を受けるかどうか判断することが大切です。
