メンズアートメイクについて

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本記事は、医療アートメイクの臨床経験を持つ石橋 夏希が、専門的知見に基づき監修しています。

メンズアートメイクは、針で皮膚に色素を入れ、眉毛や毛髪、唇など本来あるべき体のパーツを再現する医療行為です。
タトゥーとは異なり、色素は1〜3年かけて薄くなるため、加齢による顔立ちの変化に合わせて常に最適なデザインへとアップデートし続けられます。

目次

メンズアートメイクについて

メンズアートメイクは、表情豊かな目元や口元などの形や色みを男性の骨格に合わせて補正する技術です。

医師法に基づく医療行為のため医療機関でのみ施術が受けられ、男性専用あるいは男性に特化した環境を提供する美容クリニックも増えつつあります。

男性需要が高まってきている理由

自信と時間を最大化するツールとして、メンズアートメイクは受け入れられはじめています。

  • 周囲にバレない自然な仕上がり
  • 清潔感やポジティブな印象を与えられる
  • 見た目のコンプレックスをカバー
  • 自己処理の手間や失敗が減る

努力しているように見せずにパーツひとつで印象や雰囲気が変わり、見た目の変化は行動力や対人関係などにもプラスに影響します。

女性用アートメイクとの違い

男性

マイナスをゼロに戻すリカバリー(補修)

女性

メイクの代用として、プラスアルファの装飾

男女でアートメイクによるアプローチが異なり、顔に自然になじむ、派手さを抑えたメイク感のない仕上がりが男性には求められます。

そのため健康な見た目や若々しさやを取り戻す、現状復帰の意味合いが強いのが特徴です。

メンズアートメイクの定番部位

顔の印象を大きく左右するパーツや、コンプレックスをカバーする部位が中心です。

  • 眉毛
  • リップ
  • アイライン
  • 生え際(頭皮・ヘアライン)

第一印象をコントロールするだけでなく、AGA薬や植毛に次ぐ、第三の薄毛対策としても取り入れられることがあります。

眉毛

薄さや形、左右差を整え、自眉が増えたような自然な毛並みや濃淡をつくります。

眉ひとつで垢抜けたスマートな雰囲気になり、顔立ちにメリハリが生まれることで表情全体も引き締まります。

眉毛アートメイクの詳細

リップ

輪郭のぼやけやくすみ、色素沈着をカバーし、本来の血色感を取り戻すように色みを補正します。

顔色が健康的に見えることで、不健康や疲労感、老けといったマイナスイメージが払拭されます。

リップアートメイクの詳細

アイライン

まつ毛の隙間を埋めるように色素を入れ、目の輪郭(フレーム)を自然に強調します。

毛量が増えたような視覚効果が得られ、目力が強くなることで顔のボヤけた印象も解消されます。

アイラインアートメイクの詳細

頭皮(生え際・ヘアライン)

頭皮に毛根や毛流れを再現し、頭頂部の透け感やM字の後退をカモフラージュします。

薄毛治療との併用も可能なので、薬の効果が出るまでのタイムラグをカバーしたり、植毛後の傷隠しの手段としても有効です。

頭皮(生え際/ヘアライン)アートメイクの詳細

メリット・デメリット

見た目の印象にブレがなくなるため、ビジネスやプライベートでいつ誰と会っても好印象を与えられ、その積み重ねは自己肯定感を高めることにもつながります。

その反面、一生モノではないため、1〜2年ごとを目安にデザインを補修するためのメンテナンス(リタッチ)が必要です。

自分磨きによるリターンがコストに見合うか、ランニングコストも含めた冷静な判断が求められます。

アートメイクのメリットとデメリットについて

施術の流れ

STEP
医師の問診・診察
STEP
デザインのすり合わせ
STEP
表面麻酔の塗布
STEP
施術
STEP
アフターカウンセリング

所要時間は、2〜3時間が目安です。

男性は皮脂が多く代謝も活発なことから1回では色素が定着しにくい傾向があり、通常は2〜3回の施術を重ねてデザインを仕上げていきます。

無理に一度で完成させようとすると失敗のリスク(にじみや変色など)が高まるため、定着具合を見ながら段階的に調整していく必要があります。

アートメイク施術の流れについて

見た目の経過

施術後の見た目がそのまま完成形になるわけではなく、時間の経過とともに色素が少しずつ肌に馴染んでいきます。

とくに直後は一時的に濃くなりますが、1週間ほどで薄皮やかさぶたが剥がれて本来の色に落ち着きます。

ダウンタイム

施術後1週間は、皮膚の回復と色素の定着を安定させるための重要な期間です。

この期間は施術によってできた傷口が塞がっていないため、サウナや飲酒、運動などは控える必要があります。

また施術部位によって特有の制限もあるため、直近のスケジュール調整にも注意が必要です。

アートメイクのダウンタイムについて

持続期間

個人差はありますが、整った状態をキープできるのは1〜3年程度です。

特にオイリー肌や代謝が良い方は皮脂やターンオーバーの影響で色が抜けやすく、もちが短くなる傾向にあります。

徐々に薄くなっていくものの完全に消えることはなく、よく見ると部分的にうっすらと色素が残ります。

リタッチ(修正)

全体的に色が薄くなったり、色ムラが気になりだす1〜2年後が目安です。

ベース(土台)が残っているうちにメンテナンスすることで、ゼロから入れ直すよりも費用を抑えながら効率的に整った状態に戻せます。

ただし、一部のデザインを消したり、大幅な変更はできないため、形を変えたい場合は除去が必要になることもあります。

アートメイクのリタッチについて

アートメイクの色について

料金相場

メンズアートメイクの料金は、2回1セットが基本となっています。

技術的な工程は変わらないため、性別による料金差はなく、女性と同等の金額設定が一般的です。

2回セットの料金相場
13万円前後
リップ15万円前後
アイライン(上下)12万円前後
頭皮(生え際・ヘアライン)14万円前後〜
※施術部位・面積による

これに加え、施術者を指名する場合には技術レベルに応じた指名料が加算されるのが一般的です。

また、診察料や麻酔代などが別途かかるクリニックもあるため、表示価格だけで判断せず、カウンセリング時に必ず支払い総額を確認するようにしてください。

メンズアートメイクの注意点

アートメイクは針で皮膚に色素を入れる医療行為のため、健康状態や体質によっては施術を受けられません。

また合併症リスクや、MRI検査時の申告、献血といった将来の医療行為にも制限が生じます。

アートメイクの注意点

施術を受けられない人

針で皮膚に色素を入れるため、肌への負担や感染症のリスクがゼロではありません。

また使用する色素には微量の金属成分が含まれており、体質によってはアレルギー反応が出る可能性もあるため、健康状態によっては施術を受けることができません。

  • 金属や麻酔へのアレルギー
  • 全身性感染症
  • 持病
  • 施術部位の皮膚疾患
  • 特定の薬を服用中 など

施術部位によっても条件が異なるため、治療中の持病や服用中の薬があれば診察時に申し出るようにしてください。

アートメイクと金属アレルギーについて

合併症(副作用)

針や色素、傷に対して体が過剰に防御・修復しようとして、稀に合併症を起こすことがあります。

  • アレルギー反応
  • 感染症
  • ケロイド(肥厚性瘢痕)
  • 肉芽腫

体質が関係することもありますが、感染症は施術後の衛生状態も影響します。

腫れや痛み、施術部位の違和感などが長引くようであれば、医師の診断を受けて適切な処置を受けてください。

アートメイクの針について

MRI・献血・美容医療への影響

アートメイクを受けることによって、一部の検査や医療行為に制限や申告が必要になります。

MRI検査

熱感や検査画像の乱れが生じる可能性があるため事前申告が必要

献血

施術後6ヶ月間は献血不可

美容施術

色素部分への脱毛やレーザー・IPLは不可

申告漏れは火傷や変色などの医療トラブルだけでなく、正確な診断の妨げにより病気を見落とすリスクもあります。

アートメイクとMRI検査について

アートメイク除去について

リタッチ(修正)で対応できないデザイン変更や加齢による崩れが気になる場合、除去という選択肢があります。

施術部位や使用した色素の色に応じて、医療用レーザーやリムーバー(除去液)を使用して色素を徐々に薄くすることが可能です。

ただし、完全にリセットできるとは限らず、除去には施術以上の回数や期間がかかるケースが一般的です。

アートメイクの除去について

クリニック・施術者の選び方

法的に医師が常駐している医療機関でのみ施術が認められているため、それ以外の施設を選ぶのは健康被害やトラブルのリスクが高いです。

また男性は女性と顔の骨格や筋肉のつき方、肌質なども異なるため、施術者選びもポイントになってきます。

  • 症例実績が豊富
  • メンズが得意あるいは専門にしている
  • 好みが近い男性施術者を選ぶのもひとつ

アートメイクは人の手で描くため、メイク感を出さない自然な仕上がりになるかは施術者の技術やセンスに左右されます。

リタッチを含めた長い付き合いになることも踏まえ、予算が許す範囲で、メンズ実績が豊富な施術者を指名することをおすすめします。

アートメイクアーティスト(施術者)について

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000223vo-att/2r9852000002242i.pdf

https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001624504.pdf

メンズアートメイクについてのまとめ

パーツひとつで印象や雰囲気を変えられるメンズアートメイクですが、顔立ちの変化に対応できるよう薄くなることを前提とした技術です。

整った状態を保つには定期的なメンテナンスが必要で、ランニングコストもかかります。

顔に残る施術だからこそ、技術やセンス、相性で信頼できる施術者を選んでください。

メンズアートメイクについてよくある質問

施術翌日の仕事や外出に影響はありますか?

翌日から仕事や外出は可能ですが、部位によって腫れや赤み、濃さが目立つ場合があります。 

大事な予定があれば、施術日を調整することをおすすめします。

施術中の痛みは強いですか?

痛みには個人差がありますが、事前に表面麻酔を使用するため、針が当たる感覚が残る程度まで鈍くできます。

施術中も麻酔を追加できるため、痛みに弱い方でも過度な心配は不要です。

美容施術とアートメイクとどちらを先にすべきですか?

原則として、アートメイクを最後にすることをおすすめします。

整形やヒアルロン酸で部位の形が変わってしまうと、デザインにズレが生じるリスクがあるためです。

石橋 夏希
医療アートメイクアーティスト / 看護師
Besecure専属の監修者です。

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