アートメイクの種類

本記事は、医療アートメイクの臨床経験を持つ石橋 夏希が、専門的知見に基づき監修しています。
アートメイクの種類は、美容目的と医療補助目的(パラメディカル)の大きく2つに分けられます。
本記事では、メリットとリスク、施術の流れ、料金、ダウンタイム、よくある疑問まで体系的に解説します。
見た目の印象を整えるための施術から身体のコンプレックス軽減まで、全身の幅広い部位への施術が可能となっています。
アートメイクの種類(施術部位)
- 眉毛
- リップ
- アイライン
- ほくろ
- 頭皮(生え際・ヘアライン)
- ボディ(妊娠線や傷跡修正など)
これらの部位は女性だけでなく、メンズアートメイクとして男性に合わせたデザインにも対応しています。
眉毛アートメイク
眉毛アートメイクは、自眉のような毛並みやメイクしたような質感を再現する施術です。
- 2D(パウダー)
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濃淡をつけてメイク感を出す
- 3D(毛並み)
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毛並みで自眉を再現する
- 4D(ミックス)
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2Dと3Dを組み合わせた技法
他にも6Dや7Dなどもありますが、3D(毛並み)をベースにした独自技術を指します。
それぞれの技法はクリニックによって呼び方は異なりますが、2D〜4Dの3種類がベースになっています。
リップアートメイク
リップアートメイクは、唇の血色感や形を整える施術です。
- リップライン
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輪郭のみを縁取る
- フルリップ
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唇全体を着色する
- グラデーション
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色の濃淡をつける(外→内)
- ティント(シャドウ)
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色の濃淡をつける(内→外)
またM字リップや口角挙上、オーバーリップといったデザインもあり、不自然にならない範囲で唇の形を補正することもできます。
アイラインアートメイク
アイラインアートメイクは、メイクなしでも目元の印象をはっきりさせる施術です。
- ナチュラルライン
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まつ毛の隙間を埋める
- アウトライン
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まつ毛の上側に太さを出す
- インライン
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粘膜部分に色素を入れる
こうした基本デザインの他に、目尻の跳ね上げ(テール・シャドウ)や目頭切開ラインを組み合わせることもあります。
ただし、粘膜や目頭への施術、角度をつけすぎた跳ね上げはリスクもあるため、クリニックによっては対応していないことがあります。
ほくろアートメイク
ほくろアートメイクは好みの位置にほくろを作り、チャームポイントや運気アップとして顔立ちにアクセントを加える施術です。
目元(泣きぼくろ)や口元をはじめ、耳裏・鎖骨・指先・手のひらなどにも対応できます。
クリニックによっては単体では受けられず、他部位とのセットメニューとして提供されている場合があります。
頭皮(生え際・ヘアライン)アートメイク
頭皮(生え際・ヘアライン)アートメイクは、頭皮や生え際まわりに毛髪や毛穴を描き入れる施術です。
- 頭皮
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薄毛部分に毛穴を描いて密度を高める
- ヘアライン(生え際)
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額の形を整えて丸みを出す
美容目的での施術が一般的ですが、傷跡や病気による脱毛症を目立たなくさせる医療補助を目的としても行われます。
ボディアートメイク
ボディアートメイクは、病気や事故、生まれつきの疾患などで損なわれた外見を色みで補正してカモフラージュする施術です。
- 乳輪や乳頭
- 抗がん剤や円形脱毛症による脱毛部位
- 白斑(はくはん)
- ストレッチマーク(妊娠線や肉割れ)
- 傷跡や手術痕、リストカット痕
- 爪(義指)
施術部位によっては通常のアートメイクとしても対応でき、外見の回復によってコンプレックスが軽減されることでQOL(生活の質)の向上にもつながります。
日本では一般的ではないアートメイク部位
アジア圏(韓国や中国)や欧米では、日本のクリニックではほとんど対応していないアートメイク部位も存在します。
- そばかす
- チーク
- ファンデーション
- クマ隠し
- 涙袋
- ほうれい線 など
こうした部位は、加齢による顔の変化に対応できなくなったり、除去が困難になるといった将来的なリスクも懸念されているので注意が必要です。
アートメイクの種類についてのまとめ
アートメイクは美容目的のメイクアップから医療補助まで、全身の幅広い部位に対応しています。
目的やライフスタイルに合わせて、見た目の印象を変えるだけでなく、コンプレックス軽減の手段としてもアートメイクを役立ててみてください。
