ほうれい線アートメイクってどうなの?|気になる特徴とリスクを解説

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本記事は、医療アートメイクの臨床経験を持つ石橋 夏希が、専門的知見に基づき監修しています。

年齢とともに気になってくる、ほうれい線。
これまでの治療に加えて、新しい選択肢としてアートメイクが注目されはじめています。
まだ情報が少ないものの、ほうれい線アートメイクの特徴や現状、受ける前に知っておきたいポイントを整理してご紹介します。

目次

ほうれい線アートメイクとは

ほうれい線アートメイクは、ヒアルロン酸注入のように皮膚の下へ物質を入れてシワを持ち上げる治療とは異なり、主に「影をぼかす」ことを目的とした技術です。

皮膚の表面に色素を入れ、線や影の印象を和らげることで、見た目の年齢感を軽減する狙いがあります。

そのため深いシワを根本的に解消する方法ではなく、浅いほうれい線や光の当たり方によって強調される影に対して有効とされています。

韓国での施術状況

韓国では美容分野の新しい取り組みとして、ほうれい線に対するアートメイクが一部のクリニックで導入されています。

現時点ではゴールデンバランスクリニックが「ほうれい線ハイライト」というメニューを提供しており、料金は約22万ウォン(日本円で約23,000円程度)となっています。

他のクリニックでの導入事例はほとんど確認されておらず、まだ限られたクリニックでのみの取り扱いにとどまっているのが現状です。

日本での施術状況

日本国内では、ほうれい線アートメイクの施術を行うクリニックは確認されていません。

現在のところ、ほうれい線改善の主な方法としては以下の治療法が一般的です。

ヒアルロン酸注入

シワの溝に直接ヒアルロン酸を注入して内側から持ち上げる注入治療

レーザー治療

真皮層に熱エネルギーを加えてコラーゲンの生成を促進して肌の弾力を回復させる施術

糸リフト

特殊な糸を皮下に挿入してたるみを引き上げて輪郭を整える施術

このように日本でのほうれい線治療は、注入・レーザー・糸リフトといった施術が中心で、アートメイクは取り入れられていません。

ボディアートメイクと似た技術

ほうれい線アートメイクは、ボディアートメイクと似た技術を用います。

凹凸を消すことはできませんが、自然な影や色合いを再現することで見た目をカモフラージュするのが目的です。

ボディアートメイクの主な施術部位
  • 傷跡
  • 妊娠線
  • 乳頭(ニップル)の色調補正

ボディアートメイクは名前のとおり体に行うのが一般的で、動きの多い顔に応用するのは難しいとされています。

ボディ(傷跡/妊娠線/ニップル)アートメイクについて

メリット・デメリット

ほうれい線アートメイクは、従来の治療法とは異なるアプローチで行われる新しい施術です。

まだ広く普及していないため、実際に受ける前にはメリットとデメリットを冷静に比較し、自分に合った方法かどうかを慎重に判断することが大切です。

アートメイクのメリットとデメリットについて

ほうれい線アートメイクのメリット

ほうれい線アートメイクは、メイクでは隠しにくいほうれい線を目立ちにくくすることで、表情を明るく見せられるのがメリットです。

  • ほうれい線を自然にカモフラージュできる
  • 浅いシワや影に対して取り入れやすい
  • 顔の疲れ・老け見え対策

施術後すぐに変化を感じられるため、手軽に見た目の印象を改善したい人に向いている方法といえます。

ほうれい線アートメイクのデメリット

現段階のほうれい線アートメイクは、課題や不明点も多く存在します。

長期的な安全性や仕上がりの変化については、十分に検証されているとはいえません。

  • 症例や実績などの情報がほとんどない
  • 経年変化に関するデータが不足している
  • 時間経過でメイクがよれたような状態になる可能性がある
  • ピンクや肌色の色素は除去時に変色リスクがある

これらのデメリットから、ほうれい線アートメイクを受ける場合には将来的なリスクも含めて理解しておきましょう。

受ける前に知っておきたいこと

ほうれい線アートメイクは、新しい施術だからこそ気になる点も多くあります。

「シワがなくなる」「メイクの代わりになる」と考えられがちですが、実際はそうではありません。

施術を提供するクリニックも限られているだけに、できることとできないことを正しく理解しておくことが大切です。

現状はほうれい線治療がおすすめ

ほうれい線アートメイクはまだ新しい施術で、症例も少なく情報も限られています。

一方で、従来のほうれい線治療はこれまで実施例が積み重ねられており、効果や安全性に関する報告も存在しています。

今のところは、従来の治療を選択肢として検討するのがおすすめです。

メイクに置き換わるものではない

ほうれい線アートメイクは、普段のメイクの延長線上で気軽に取り入れられるものではありません。

皮膚に色素を入れる施術である以上、経過や仕上がりには個人差があり、一度施術を行うと簡単に除去・修正するのは難しいです。

「毎日のメイクを減らしたい」「ファンデーションの代わりになる」といった感覚ではなく、美容医療の一環として慎重に検討することが必要です。

アートメイクの色について

将来的には普及するかもしれない

美容医療分野は新しい技術が広がりやすく、流行やニーズによって施術が一気に普及することもあります。

ほうれい線アートメイクも今は限られたクリニックでしか行われていませんが、今後症例が増えていけば選択肢のひとつとして受け入れられる可能性があります。

とはいえ、現段階では情報も限られているため、焦らず様子を見守るのがよいでしょう。

ほうれい線アートメイクのまとめ

ほうれい線アートメイクは一般的な施術ではなく情報も限られていますが、新しい美容の試みとして関心を集めはじめています。

押さえておきたいのは「すぐに飛びつく」ことではなく、自分に合った方法かどうかを見極めることです。

ほうれい線対策にはすでにいくつかの選択肢があり、それぞれに特徴や向き不向きがあります。

アートメイクもそのひとつとして今後広がっていく可能性はありますが、現時点では情報収集にとどめ、様子を見ながら検討するのがよいでしょう。

よくある質問

ほうれい線アートメイクはどれくらい持続しますか?

使用する色素や肌質によって個人差がありますが、一般的なアートメイクと同じであれば1〜3年で徐々に薄くなっていくと考えられます。

ただし、ほうれい線での症例は少なく、具体的なデータは限られているので、あくまで目安として捉えておきましょう。

ほうれい線アートメイクはやり直しや除去はできますか?

除去治療は可能ですが、使われる色素がピンクやベージュ系になるため、レーザーによって変色するリスクがあります。

現時点ではやり直しや除去を前提に受けるのではなく、慎重に検討することが大切です。

アートメイクの除去について

石橋 夏希
医療アートメイクアーティスト / 看護師
Besecure専属の監修者です。

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